1年前までに知っておこう
幼稚園・保育園・認定こども園の特徴
教育を受けたい子どもが誰でも通える幼稚園と、保育が必要と認定された子どもが保育を受けられる保育園、教育と保育を一手に担う認定子ども園の特徴をご紹介します。
幼稚園【通える年齢】3歳~就学前 【条件】保育を必要としない、教育を受けたい子ども
文科省が所管で「幼稚園教育要領」に則って教育が行われる。
幼児を保育し、適した環境を与えて、その心身の発達を助長する。
保育園【通える年齢】0歳~就学前 【条件】保育が必要であると、教育・保育給付認定を受けた子ども
(2号・3号認定)
厚生労働省が所管で「保育所保育指針」に則って保育が行われる。日々保護者の委託を受けて、乳児又は幼児を保育する。
認定こども園【通える年齢】0歳~就学前【条件】教育-保育給付認定区分(1号・2号・3号認定)によって異なる
内閣府が所管で幼稚園と保育園の機能を併せ持ち、「認定こども園保育教育指針」に則って乳児又は幼児の保育と教育を行う。
3月頃
園の候補を決める
特に重視したいのは「その園と子どもが合っているか」ということです。保育に関しては園による違いが小学校よりも大きく、子どもの特徴に合う園であれば、良い育ちや学びにつながる可能性が高くなります。
4月頃
プレ保育
プレ保育は幼稚園の生活の一部を体験でき、集団生活に慣れるための場になります。評判の良い園でも、子どもには合わないこともあるので、園とわが子との相性を確認しておきましょう。
CHECK!プレ保育での確認事項
□園の様子・環境
先生がどのように子どもたちに声かけをしているかを見れば園の様子がわかります。
□設備の安全性
物が雑然と置かれていないか、ハサミなど危険な物は管理できているか等を確認します。
□在園している子どもの様子
何となく元気のない子どもが多いような場合、何か問題があるのかもしれません。
□掲示物
子どもの作品や、子どもたちの写真などを見れば、普段の園の様子を伺うことができます。
10月~11月頃
願書提出・面接
候補が決まれば、願書を取りに行き、必要事項を記入して期日までに提出します。先着順か抽選かも確認が必要です。入園前の面接は、家庭の教育方針や子どもの個性を園がヒアリングする場になります。
11月頃
合格発表・入園手続き
合格が決まれば入園手続きを行い、制服の採寸や必要な道具の準備を始めます。入園金を支払うタイミングもしっかり確認しておきましょう。
CHECK!教育費
2019年10月からスタートした幼児教育・保育の無償化で、3歳~5歳児クラスの子どもは公立・私立、世帯収入問わず、利用料が月額上限25,700円まで無償です。ただし給食費や園外活動費、制服・教材費などは自己負担となります。国や自治体のルール、家庭の所得などによって負担額は異なるので、事前に確認しておきましょう。
1~3月
入園説明会
説明会では教育・保育方針を再度確認しましょう。また、入園までに用意する物が発表されます。物によってはサイズの規定などがあるので、説明会後に準備するのが良いでしょう。
4月
入園式
入園式は子どもが主役の場です。ママとパパの服装のルールは特にありませんが、目立ちすぎる服装は避けて、ある程度きちんと感のある、やさしい色合いのファッションを心がけましょう。
教えてくれたのは
帝京平成大学
人文社会学部 児童学科 准教授
鈴木 邦明 先生
東京学芸大学卒業、放送大学大学院修士課程修了。公立小学校に22年間勤め、2017年4月より大学・短大での教員養成・保育者養成に携わる。「心と体の健康」をテーマに、健康教育、幼保小連携など幼児・児童に関する多方面な研究活動を行っている。
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